犬のしつけで大切なこと ~社会化って何?~
・チャイムの音や来客に吠える
・犬のからだに触ろうとすると噛みつく
・散歩で他の犬とすれ違う時に吠える
これらの悩みの多くは、「子犬のときに経験していない」「子犬のときに嫌な経験をした」ことが原因とされています。
犬は3週齢~4か月の幼い時期に経験したことを吸収しやすい時期と言われています。
この時期(3週齢~4か月)を社会化期と呼んでいます。
しかし、社会化期はあくまで「経験したことを吸収しやすい社会化に適している時期」であってその時期を過ぎても社会化のトレーニングは何歳でも可能です。
また、社会化の意味を単なる「慣らす」と考えているため犬の様子に気づかずただ物事を経験させるだけで終わらせる人が多くいます。
社会化のトレーニングを間違うことで逆に吠えたり噛んだりといった困った行動を増やしてしまうことがあります。
当しつけ教室の考えている社会化とは「犬が過ごしている環境(人・もの・音)にいいイメージを関連付けて不安(ストレス)を感じさせない」ことです。
社会化のトレーニングで大切なのは
- 怖がる様子が見られるときは無理に近づけない
- 「慣らす」と物事に対していいイメージを持ってもらう
ことです。
何が犬にとってうれしいことかうれしくないことかを判断することは簡単ではありません。
日頃から犬の様子を観察することが大切です。