犬のしつけの始め方② “社会化”って何?子犬の時期に大切な「慣れ」の練習
子犬の時期の社会化が重要だと必死になっていろいろな所に連れて行き、たくさんの犬と触れ合おうとしている飼い主さんはいませんか?
でも、本当の社会化の意味を理解して教えている飼い主さんが多いのは事実です。
子犬の社会化期にやっておきたいことや注意点を詳しくご紹介します!
社会化ってなに?
「社会化」とは、犬が私たち人間と同じ社会で安心して暮らしていくために人・物・音に平気で過ごせるようになることです。
✔ 人の手
✔ 家の中の音(掃除機、チャイムなど)
✔ 他の犬や動物
✔ 外の景色やにおい など…
これらにポジティブなイメージを結びつけていくことが社会化の目的です。
社会化にベストな時期=「社会化期」とは?
子犬の生後2か月~4か月ごろを「社会化期」と呼びます。
この時期に、何が嬉しいことで、何が怖い・苦手なことかを判断できるようになっていきます。
家に迎えたばかりの頃はおとなしくて寝てばかりだったのに、
・突然音に敏感になった
・人の手を怖がって噛むようになった
といった行動が出てくるのも、この時期に正しい「慣れ」の経験ができていないからかもしれません。
よくある「社会化不足」の例
間違った社会化のやり方は、逆に犬の苦手を増やしてしまうこともあります。
- 無理やり犬がたくさんいる場所に連れて行き、他の犬に対して吠え・威嚇するようになった
- 驚かせる遊びをしていたら、その人がいるだけでほえるようになった
- 掃除機やチャイム音を無視していたら、音に過剰に反応して吠えるようになった
慣れさせたいからといって、怖がっていることを無理に経験させるのは逆効果です。
社会化のポイント
- 子犬の頃から、いろいろな人・物・音に良い印象を持たせる
- 「無理やり慣れさせる」はNG!
- 社会化期を過ぎても、ゆっくり慣れる練習は続ける
実は、社会化は一生続くものです。
「うちの子は成犬でもう社会化期すぎちゃった…」という方も、今からでも遅くありません!
少しずついい経験を積み重ねていけば大丈夫です。
「どう慣れさせたらいいの?」と迷ったら
犬にとって「楽しい」「いやだ」のサインは、とても繊細で分かりにくいものです。
その見極めを間違えると、逆にトラウマを作ってしまうことも…。
当しつけ教室では、犬の反応を見ながら社会化を進めるサポートを行っています。
一頭一頭に合ったプランをご提案しますので、「うちの子に合う社会化方法を知りたい」という方はぜひご相談ください。
まとめ
- 「社会化」とは、犬が生活する上で必要な“慣れ”のトレーニング
- ベストな時期は生後2〜4か月(社会化期)
- 無理な経験は逆効果!ポジティブな印象付けが大切
- 社会化は一生続くもの!成犬でも焦らずトレーニングを
- 犬の「うれしい」「いやだ」のサインを見極めるにはプロの力を借りるのが安心!
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