吠えや噛みつきをへらすために~ご飯のあげ方を工夫しよう!~

多くの飼い主さんは、犬のご飯を毎日決まった時間・決まった量で与えていると思います。でも、「食べ物を獲得するタイミングや回数」について考えたことはありますか?

実は、ご飯を決まった形で与えるのではなく、トレーニングの一環として活用することで、吠える・かむなどの人にとって困った行動が減ることが分かっています。犬も人もストレスなく生活できるように、「食べ物」を上手に使ってみましょう!


ポイントは「人にとって困った行動をやめさせる」のではなく「新しい行動を教える」こと

多くの人は、犬の困った行動をやめさせることに注目しがちです。しかし、当しつけ教室では「やめさせる」のではなく、「新しい行動をおぼえる」ことを重視しています。

例えば、犬が飛びつくのをやめさせたい場合、「ダメ!」と叱るよりも、「オスワリ」を教えて、その行動を促す方が効果的です。犬は「飛びつくのをやめる」より、「オスワリをすると褒められる」と学ぶ方が理解しやすいからです。


食べ物を使ったトレーニングのメリット

食べ物を活用したトレーニングには、以下のようなメリットがあります。

犬が学びやすい:行動と嬉しいこと(食べ物)が直結するので理解しやすい
飼い主のイメージが良くなる:食べ物をもらえることで、飼い主との関係がポジティブに
苦痛なく楽しくトレーニングできる:リズムよく学習でき、トレーニングの効果が出やすい

ある飼い主さんは、愛犬の問題行動に悩み、怒ってばかりでした。しかし、「望ましい行動をしたときに食べ物をあげる」トレーニングを始めたところ、犬が自然と望ましい行動を増やし、問題行動がなくなったのです。飼い主さん自身も怒ることが減り、ストレスのない生活を送れるようになりました。


犬にとって「食べ物=ご褒美」!学習に活用しよう

犬にとって食べ物は、生きるために必要なもの。つまり、何かをして食べ物を獲得することは「楽しいこと」なのです。これは、私たちが働いてお給料をもらうのと同じような感覚です。

「オスワリをしたらおやつがもらえた!」という経験をすると、犬はその行動を繰り返すようになります。こうして望ましい行動が増えれば、人にとって困った行動は自然と減っていくのです。

さらに、食べ物を使ったトレーニングはリズムよく進めることができるので、犬が短時間で覚えやすいというメリットもあります。


「手からご飯」を取り入れてみよう

当しつけ教室のレッスンでは、飼い主さんに「ご飯を器だけでなく、手で与える機会を作る」ことをおすすめしています。

ご飯を手からあげることで、犬は飼い主と直接コミュニケーションを取る機会が増えます。これにより、犬との信頼関係が深まり、生活の中でポジティブな変化が生まれるはずです。

「いつ、どんなタイミングで食べ物をあげるのが効果的なの?」と気になる方は、ぜひご相談ください!あなたと愛犬の生活をより豊かにするお手伝いをいたします。

オンラインSHOPには犬たちのモチベーションをあげるためのちょっと特別なフードや2か月から食べても大丈夫なフード・おやつを紹介しています。

食べ物を使ったトレーニングは、犬が楽しく学べて、飼い主さんとの関係も良くなる一石二鳥の方法です。ぜひ、今日から試してみてください!