【犬の健康を守るドッグフードの選び方】手作りとの違い・原材料の見方
「どんなドッグフードがうちの子に合っているの?」「手作りフードって健康にいいの?」そんな疑問をお持ちの飼い主さんに向けて、今回は犬にとって理想的な食事の選び方についてお話します。
犬は雑食だけど“たんぱく質重視”が基本!
犬は私たち人間と同じ雑食動物ですが、人よりも多くのたんぱく質を必要とする体質です。そのため、バランスを考えずに人の目線だけで手作りフードを与えると、栄養が偏るリスクが高まります。犬には必要な栄養素がしっかり含まれている犬専用の総合栄養食が最適です。
原材料ばかりに注目しすぎない
ドッグフード選びでは、「チキン」「ラム」「玄米」などの原材料名に目が行きがちですが、大切なのは以下のポイントです:
✅ポイント① 必要な栄養素が摂れるか?
- 原材料はあくまで“栄養を運ぶ手段”
- 良質なたんぱく質が必要な量摂れることが大切です。
✅ポイント② 消化・吸収されやすいか?
- 消化率の高い食材を使っているかで、犬の体への負担や排便の質が変わります。
例:同じ“チキン”でも大違い!
- チキン(生肉)
→ 水分が約70%。皮や骨も含まれることがあり、実際のたんぱく質量は少なめ。 - チキンミール(乾燥肉)
→ 皮を除去・乾燥した肉粉。消化率が高く(約85%)、たんぱく質も豊富。 - 小麦グルテン
→ 小麦由来のたんぱく質で、消化率90%以上!良質なたんぱく源として高評価。
消化吸収の良いフードのメリット
良質なフードを与えることで、
- 便の量が減る(※便秘ではありません)
- 臭いが少なくなる
- 毛並みがつややかになる
といったプラスの変化が期待できます。
良いドッグフード3つの基準
- 嗜好性が高い → 犬が喜んで食べる
- 消化・吸収が良い → 便の量・臭いが少ない
- 栄養バランスが良い → 毛づやが良くなる
フードを選ぶときは、パッケージの「原材料名」だけでなく、「栄養バランス」「消化率」「嗜好性」にもしっかり注目しましょう。