わくせい代表犬のがめ煮はブラッシングが苦手です。
何もない状態で私が近づくと自分から歩み寄るのにブラシを持って近づくと逃げるように離れていきます。
がめ煮だけでなく、ブラッシング・散歩に行くときに首輪をつかもうとする・体に触れられるとが苦手な犬は少なくありません。
犬からするとブラッシングされたり歯を磨くことは不自然なことです。
しかし、プードルやヨークシャテリアなどの抜け毛が少なく毛が伸び続ける犬たちにとってはブラッシングやトリミングは必要不可欠だし、毛が伸び続けない犬も洗わなかったり抜け毛の手入れをしなければ衛生面や健康管理に影響が出てきます。
日ごろから体を触ることやブラッシングはどの犬にも健康維持のためには大切なことです。
犬は肉球(足の裏)以外の皮膚は毛で覆われています。毛で覆われている彼らの体は私たち人間の皮膚と違い感覚器の役割もあります。そのため私たちが軽く触れているつもりでも彼らには刺激が強く伝わることもあります。
そのことを知らずに加減をせず手入れをすれば、彼らにとってブラッシングや体を触られることは苦痛なことになり、それをする人(飼い主)はその犬にとって苦痛を与える人だと認識し警戒するようになり、そのほかの日常生活にも支障が出てきます。
お手入れで大切なことは、
- いいイメージを持ってもらう
- 相手(犬)の様子をうかがいながら加減していく
- 無理やりしない
です。
当しつけ教室ではオスワリやマテなどの基本的なトレーニングだけでなく彼らにとって非日常(ブラッシング・チャイムの音・掃除機)な物事に対して犬だけでなく人も苦痛なく過ごせるお手伝いを目指しております。
犬にとって苦痛がないお手入れの方法を人が知ることもしつけのひとつと考えております。
お手入れがうまくできずに困っている方、ブラシやドライヤーを怖がるワンちゃんがいる方、一度ご相談ください。