【しっぽを振る=嬉しい】は勘違い?正しい気持ちの読み取り方と注意点
「犬がしっぽを振っているから嬉しい」と思っていませんか?
実は、しっぽを振る=喜んでいるとは限りません。
しっぽを振る=嬉しいとは限らない行動の事例
- 帰宅した飼い主にしっぽを振って飛びついてきたので撫でようとしたら、突然噛まれた。
- 散歩中に他の犬にしっぽを振って近づいていったのに、その犬に噛みついた。
このような経験はありませんか?実はこれ、「嬉しい」のサインではなく、興奮状態の現れかもしれません。
犬がしっぽを振る理由とその意味
しっぽを振る行動は、犬の感情を読み取るための一つのサインですが、次のような場合は注意が必要です。
- しっぽを大きく振る
- 猛ダッシュで走り回る
- 飛び跳ねるように近づく
これらはすべて、興奮している状態を示しています。
興奮とリラックスの違いを見分けるには?
当しつけ教室では訪問型トレーニングを行っており、初回訪問時には多くの犬が興奮状態で出迎えてくれます。
このとき飼い主さんは「嬉しがっている」と思われることが多いですが、プロの目には興奮しているとわかるため、犬には触れず静かに椅子に座って対応します。
間違った「挨拶」として犬を触ろうとすると、噛まれてしまう危険性もあります。
本当に嬉しいときのしっぽの動きとは?
リラックスした犬は、しっぽをゆっくりと揺らします。
嬉しさや安心感は、穏やかな動きで表現されるのです。
飼い主が知っておきたい大切なこと
犬の感情は人間のように明確にはわかりません。
私たちトレーナーは、犬の細かな身体の動きやサインを観察し、「興奮かリラックスか」「快か不快か」を判断しています。
- しっぽの振り方
- 黒目の大きさ
- 耳の向きや体の硬直
これらを日常的に観察することで、犬の本当の気持ちに気づくことができます。
犬の感情や行動に不安がある方へ
「うちの犬はどう思っているんだろう?」「行動の意味がわからない」
そんな疑問をお持ちの飼い主さんは、ぜひ当しつけ教室にご相談ください。
あなたの愛犬の行動に対する理解が深まれば、より安心・安全な暮らしにつながります。