前回の記事で、犬のしつけで一番最初にした方がいいトレーニングはトイレを望む場所に排泄してもらうことと記しました。
犬のしつけの始め方①参照

次に意識したいのは社会化です。

※学校で勉強していた社会科ではありません。

社会化とは・・・

人間社会で出会う可能性のあるさまざまな物や事(人や犬や環境)をいいイメージと関連付けて敏感に反応(吠えたり、噛んだり)しないで生活できること

です。

私の元に連絡をいただく飼い主さんとワンちゃんは①子犬を飼い始めたため、基本的なしつけ方を教えてほしい方と、②人間にとって困った行動(吠えたり、噛んだり)を改善してほしい方のどちらかです。

実は、②のワンちゃんの困った行動の理由の一つに「いいイメージで関連付けて社会化がされていなかった」というのが挙げられます。

例をあげると・・
・掃除機やチャイムの音に吠える犬は、子犬の時にそれらに良い思いをしなかったまま成犬になったため、掃除機やチャイムの音が不快なものと覚えてしまい、吠えることでそれらを無くそうとしている。←生活音を吠えることで消していると考えている

・犬が怖がっている様子やおびえている姿を気付かず逆に積極的に触れ合わせたことで、散歩やドッグランで他の犬とすれ違う時に怖くて吠える。←他の犬に吠えることで近づかなると考えている

いい経験をしておらず、吠えたり噛んだりすることでその対象物がなくなることで、人にとって困った行動を学習してしまいます。

当しつけ教室でも吠えたり、噛んだりする問題行動に関してはオスワリやフセ等の基本トレーニングを併用して社会化トレーニング(いろんなものにいいイメージを通してなれる練習)も行っています。

ちなみに・・ちまたでは子犬の時期に社会化期と言われる時期がありそれを逃すと危険と言われていることがあります。(私も駆け出しのころはそう思っていました。)

しかし、社会化期は「社会化を始めるのが望ましい」という意味であってその時期だけが社会化が可能な時期ではありません。

また、間違った方法で吠えたり噛んだりといった人にとって困った行動を学習させてしまうこともあります。

犬と飼い主家族にあったトレーニングを行えば何歳からでも社会化トレーニングは可能です。

「うちは、もう成犬だからおそい」と思わないでください。時間はかかるけど、社会化をすることは何歳からでも可能です。