前回、「犬にとって無駄吠えは無い」と記させていただきましたが「要求吠え」はあります。

犬と人間は会話ができません。犬は人間の行動をよく観察して学習しています。その中で何かのきっかけで「吠える」と自分の思い通りになることを学ぶようになります。

例えば・・・

ご飯がほしい⇒ 吠える⇒ ご飯がもらえる(吠えるのをやめる)
抱っこしてほしい⇒ 吠える⇒ 抱っこしてもらえる(吠えるのをやめる)
散歩に行きたい⇒ 吠える⇒ 散歩に行ける(吠えるのをやめる)

など、日常生活で犬の吠えによって私たちの行動を左右されていませんか?

当しつけ教室わくせい代表のジャイアンもご飯時になるとそわそわして私の周囲をウロウロ歩き出します。
しかし、私が何もしないとそわそわしながら私に向かって吠える時があります。
要はご飯が早く食べたいから私に早くご飯の用意をしてほしい事を吠えることで訴えていたのです。

もし、ここで私が急いでご飯の用意をしたら彼の思うつぼです。
ジャイアンはおなかがすいたら吠えれば私がご飯を用意してもらえることを学習してしまいます。

要求吠えには「無視する」が一番です。

ちなみに・・私もジャイアンが明らかに要求吠えをしているときは相手にしません。その場を離れたり違う方向を見たりします。

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しかし、残念なことに長年吠えることで要求が通っている犬にとって吠えても思い通りに行かなければ、もっと吠えるというリスクもあります。(消去バースト←難しい専門用語ですが、後日説明させていただきます。)
また、散歩などの十分な運動が無ければ体力が余って改善することは難しです。
要求吠えには人間の忍耐が必要にもなるので、若いうちに解決することをお勧めします。

以前、6か月のワンちゃんとレッスンを受けていただいたご家族がいました。
ちょうど、レッスンを始める時期に要求吠えが見られましたが、基本トレーニングを始めたところ修了時(2ヶ月後)には吠えることなくとてもいい子になりました。

このご家族を通じてやはり犬のしつけは早い時期に問題が起こる前にするのが大切だと痛感しました。